先日「家中のほとんどを自分で塗り替えて楽しんでいる」という方の話を知人の塗装屋さんから聞きました。その方がインテリアフェスタでの塗装教室に参加された一人だったので、なんだかとてもうれしく感じました。
壁をリフォームする場合、日本ではほとんどの家でビニールクロスが使われ、張替えようとすると大量のゴミも出るし、素人が張るのには技術的にもなかなか難しいのが事実です。一方欧米では、紙や布のクロスは、古くなったらペンキを使って自分で塗り替え、自分なりのカラーを生活の中にとりいれ楽しむことは当たり前のことなのです。
いままでペンキといえば「臭いが気になる」とか「失敗しそうで難しそう」という印象があったと思います。しかし、最近のインテリア用の水性ペイントは揮発性有機化合物をほとんど含まず、いやな臭いもなく安全です。もちろんビニールクロスや木、ボード類、モルタルなどたいていの物の上から塗ることが出来ます。おすすめはターナー色彩社の「ジェイカラー」で、少量から買え、色味も日本人の好みに合った200色ものバリエーションがあるので、調合する必要なく気に入った色が見つかるはずです。
自分なりの個性に合った色に塗り替えることで生活に豊かさを与えるだけでなく、家族や夫婦で楽しみながら絆を深めることができたら、こんなに有意義なことではないでしょう。
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