暑い日差しの夏がやってきました。この時期、昼から夕方にかけての西日は、特にきついですね。西日対策にと、太陽光反射機能を持たせたミラーカーテンや、ブラインドなどで、いくらか和らげることはできますが、強烈な日差しには到底かなうものではありません。もちろんこの西日、今に始まったものではありません。ふと、昔の日本の暮らし(住まい)を思い出してみると、深く長い庇(ひさし)、そして窓先のすだれ、などでうまく太陽光を遮っていました。室内でカーテンを吊るすよりも、実は、窓の外側で遮るほうがはるかに「遮蔽効果」は大きいのです。方法としては、「オーニング」と呼ばれる「日除けテント」あるいは、外付けのブラインド等があります。それらを取り付けて窓の外側で日差しをさえぎった場合の数値は、クーラーの稼働率で置き換えると、何もないときに比べて3分の1、室内のブラインドで遮った時に比べて2分の1という違いです。
省エネ効果が期待される昨今ですから、公共の建物などにはこのようなブラインドやオーニングは関心を高めていますが、家庭用にもさらに普及してゆくのではないでしょうか。写真は、住宅向けの小型オーニングです。約2Mまでの窓に対応していて、約10万円ちょっとという価格設定で、外からの目隠し対策にもなる、お手頃商品です(立川ブラインド、サンロール)。室内の涼しさと快適さを保ち、省エネに貢献する、一石二鳥の選択をしてみませんか?
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