「窓のデザイン」
   窓には、採光・通風・眺めを楽しむ、といった役割がありますが、最近では断熱効果や防犯といった、新しい機能面も重視されるようになりました。 窓の形や位置は、外観のデザインも重要ですが、内部空間からのデザインや使い勝手を含めて、両方の面から慎重に検討する必要があります。 例えば、必要以上に大きな窓をとった場合、室内が開放的になる反面、空間に落ち着きがなくなってしまうことがあります。また、外観から考えた窓の位置を優先させたばっかりに、家具を置く場所がなくなったり、というような失敗が少なからずあるものです。 高い位置の窓(高窓)は、家具の配置の邪魔になりにくく、気になる視線も防げます。高い位置ほど明かりが効果的に取れ、また、暖かい空気が上へ昇る性質を考えると、風の流れを作るという点でも効果的です。また、縦長のスリット状の窓は、明るさや外の景色を効率的にとりこみ、縦のラインを強調するので空間を高く見せる、など、窓の位置や形は室内空間のイメージをも大きく左右します。 最近では、スクエアやスリット状の窓を何個も連ねる方法や、丸や三角などの楽しいデザインの窓も出てきました。光や風を取り入れるとともに、空間に楽しいアクセントをプラスすることで、機能面に加えて、より変化のある窓のデザインを実現することができそうです。

写真@;高い位置の窓。スクエアな形の連続させて。
写真A;丸窓は外観にも個性的なアクセントを与える。(Ykk ap)
2007年7月 掲載    


ニュースストーリーページトップへ
新着情報! アトリエカーサが手掛けた施工例をご紹介します 片寄のひとりごと 山陰中央新報情報誌に掲載した記事を集めました アトリエカーサのお仕事をご説明します アトリエカーサへのアクセス スタッフのご紹介 リンク集
Copyright(C)ATELIER CASA All Rights Reserved