「世界に一つのキッチン」
   松の一枚板(4m)でキッチンを作りました。(写真) 製作にはまず、このキッチンのデザインが実現するための「無垢板」探しから始まりました。依頼主とともに懇意にしている材木屋さんに出かけあらかじめ候補にしていた何枚かと「お見合い」です。それぞれの個性である曲がり具合や節の入りかた、その他デザインの条件に合う形などを考慮し、一枚の板が選ばれました。何十年も出番を待っていた松の板と依頼主との出会い。これから先また何十年かは、この人(家族)とともに新しい命をはぐくんでいくのです。 世の中には便利なものがあふれています。キッチンも道具としてはどんどん便利になり、目を見張るような「機能」や「仕掛け」。工場で精度の高い商品として、毎日毎日量産されています。気付くと身の回りは機械化され工場生産の産物のような住まいで毎日を暮らしています。もちろん、忙しい主婦である私たちにとって、「便利さと効率化」は今やなくてはならないものとなっていますが・・・。 このキッチンを見て、好きか嫌いかは各自の価値観の違いですが、便利さと手仕事的なぬくもり、相反する2つの要素がバランスよく咬み合ってこそ、世界で一つの大切な我が家が完成するのではと思うこの頃です。 写真説明;食器洗浄器、換気扇フード、キャビネットなどは、最新の既製品を採用し、使いやすさにもこだわった。
2006年7月 掲載    


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