LED(Light Emitting Diode)。電流を流すと発光する半導体、発光ダイオード。ちょっと前に、日亜化学工業の研究員中村修二氏が青色発光ダイオードを開発、その後「特許訴訟」をおこし、話題になりました。この「LED」を使ったライトは、ここ2.3年で、急速に身近なものになってきています。例えばクリスマスのイルミネーション、自転車や自動車のライト、懐中電灯、ホームセンターには、LEDの豆球が売られています。では、「LEDライト」が従来の電球より優れていて次世代への可能性が期待されている点とはなんでしょう?
まず、消費電力が非常に少なく一般電球の一割程度の電力で発光します。ほとんど発熱がないので、密閉器具の中や、近くに可燃物があるところでも安心して使えるほか、寿命も大変長く、半永久的ともいわれています。つまり、LEDライトが普及すると電球の交換が長期間不必要で、メンテナンスの手間と費用の削減になります。電球のように熱くならないことから、ショーケースなど使う場所を選ばないこと、そして、省エネ効果も期待できます。発熱しないので、和紙や布などの照明器具へ組み合わせにも最適です。しかし、まだまだ照明用としては、明るさが少ない点や価格が高いのが難点のようです。LEDライトは次世代のライトとして、その用途やデザインやなど、これからも注目し、発展に期待したいと思います。写真@;OptiLED社製 スポット2.5Wで20W相当の明るさ。写真A;ODELIC LEDガラスブロック
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